日立アロカメディカルのシンチレーションサーベイメーター TCS-172です。NaI(ヨウ化ナトリウム)式の検出器を使用したもので、空間線量を計測する物です。日立アロカのTCS-172は、専門機関等がよくテレビ等でも使っている、信頼できる本物です。放射線測定器は、人や物に近づけるとガガガ…と音が鳴るGM管、ガイガーカウンターのイメージが強いですが、β線を用いたGM管が局所的な汚染を検出するのに適しているのに対し、ガンマ線を検出するシンチレーションサーベイメーターは、空間の線量を計測できるのが特徴です。ガイガーカウンターはエネルギーを検出できないので、モニタリングポストの数値として発表されているのは後者による空間線量です。線量計は、放射線を検出する度に劣化していくため、寿命が短いGM管と比較し、シンチレーション式は基本的に劣化しにくいという特徴があります。校正は2019年なので、現在の精度を保証は出来ませんが、前述の通り基本的には劣化しにくいので、数値が大きくずれてはいないと思います。家の外の空間線量を計測したところ、0.09～0.1程度で発表されている数値と同じ値を示していましたので、十分使えると思います。最近校正を受けていないので、参考値であることをご承知おきください。ちなみに、校正後の使用回数は5回程度です。あくまでもなので、使用感、傷、汚れなど多少有りますので(少ない方だと思います。)神経質な方、気になる方の購入は、ご遠慮ください。